TVアニメ「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」も残すところ最終12話のみ！ということで、
物語の中心を担う悠とマリーに、最終話の見どころ、本作の魅力をお聞きした！

• 最終話の収録を終えられたばかりですが、全12話を演じきっていかがでしたか？

  浪川大輔さん（以下、浪川。敬称略）１クールはあっという間でした。何年も待ってやっとはじまった作品だっただけに、これで終わりというのはやっぱりさびしいです。
  
  花澤香菜さん（以下、花澤。敬称略）さびしいですよね。マリーは、ゲームで１度演じているとはいえ、尊敬する役者のみなさんと一緒に作品を作れたのはうれしかったです。作中のマリーのように本当にキャストのみなさんに助けられたと感じた作品でした。

• 実際、アフレコ現場の雰囲気もかなり明るく楽しそうでしたね。

  花澤本当に幸せな空間でした。TVアニメ「ペルソナ４」で積み上げてきた関係性もあるのでしょうけど、本作から参加することになった私にとっても、すごく居心地のいい現場でしたね。あとは、浪川さんがみなさんにどれだけ愛されているかがわかった現場でもありました（笑）。
  
  浪川濃いキャストばかりでしたからね（笑）。
  
  花澤ちょっと時間が空くと、つねにどなたかに話しかけられていましたよね？
  
  浪川話し好きな方が多いんです。本番はもちろんみなさん真面目に演じていますが、テストだとふざけまくってますからね。こんな現場で、花澤さんは大丈夫でしたか？
  
  花澤おもしろかったです（笑）。先輩方が和気あいあいとしていてくれたおかげで、こちらもリラックスして演じられました。

• そんな空気感で演じられたそれぞれのキャラクターですが、鳴上 悠は前作と異なるキャラクター性も楽しみの1つでした。

  浪川前作とは異なり、かなりコミュ力が上がっている演技になっていると思います。それに、マリーがいたおかげで、彼女を導いてあげなきゃいけないというお兄さん的な部分も見られたかと思います。ただ、悠らしさは前作から受け継ぎたいとも思っていたので、作品を見てくださった方が悠らしさを感じつつも何か変わったと感じてもらえていれば、うれしいですね。

• マリーは本作が初登場ですが、彼女の魅力はどんなところにあると思われますか？

  花澤記憶はないけれど、ちゃんと自分を持っているところですね。あとは、やっぱりポエマーなところですね（笑）。ポエムはどうしてもおもしろさが際立ってしまいますが、自分の気持ちを詩で表現できるのはすごいですし、なにより自分の世界を持っているのは魅力です。その詩を読まれて赤面するかわいさも含めて、ポエマーなマリーは魅力的なキャラクターですね。

• ポエムの朗読は、ほかのキャストのみなさんもいるところで収録されたのですか？

  花澤そうなんですよ！
  
  浪川それはそれは恥ずかしかったでしょう（笑）
  
  花澤毎回、みなさん聞かないで！　って思いながら演じていました（笑）。
  
  浪川みんな目を閉じて聞き入っていました。
  
  花澤やめてー（笑）。

• では、全12話を演じられて、印象に残っているシーンはどのシーンでしょう？

  浪川河原でマリーと２人で話すシーンは、お気に入りなんですよね。今までは、マリーの位置には陽介がいましたが、女の子と２人っきりになって、しかも２人とも饒舌（じょうぜつ）ではなくて、お互いどう接すればいいのか探りながらも関係が深まっていく、そんないいシーンだと思います。
  
  花澤いい雰囲気のシーンですよね。しかも、収録のときに浪川さんが私のほうに体を向けて話してくださったので、実際に向かい合ってしゃべっているような雰囲気を作れたのも大きかったと思います。
  
  浪川そんなとこ見てたんだ。なんか、照れくさいな（笑）。でも、あの独特の空気感はマリーとだから出せたんだと思います。ほかのキャラクターがいると、どうしても楽しい雰囲気になってしまいますからね。
  
  花澤私は、第２話のナンパ対決がすごくおもしろかったです（笑）。
  
  浪川なんにもうまくいかなかった話ですね。
  
  花澤最後の「ただいま、菜々子」は最高でしたね。私は堂島菜々子ちゃんが大好きなので、悠と菜々子のシーンは毎回楽しみでした。あと、マリーのシーンということなら、やはり最終話でマリーのいろいろな素顔を見ることができるので、そこは楽しみにしていてほしいです。
  
  

• その最終話の見どころも、ぜひお聞きしたいところです。

  花澤第11話で、いろいろ解決してみなさん油断してると思いますが、最後にどんでん返しがあるので見逃しちゃダメですよ！
  
  浪川最終話ということで、悠とマリー、悠と仲間たちの別れのシーンをゆっくり描くのかと思っていたら、意外と急展開ですからね。激しいシーンとゆったりとしたシーン、両方が味わえると思います。
  
  花澤あとは、普段のマリーからは想像もできないようなセリフがあるので、聞き逃さないでください。
  
  浪川あの直接的なセリフでしょ？　僕はあのシーンはすごく気に入っているんです。しかも、花澤さんの言い方がすばらしいんです。
  
  花澤恥ずかしいです（笑）。あと最終話にも関わらず新たな謎キャラも登場するので、お楽しみに！
  
  浪川最終話は、最後まで本当に驚きのシーンが残されているので、エンディングまで気を抜かずにしっかり目に焼きつけてほしいですね。

• 最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。

  浪川ゲームの発売から何年経っても、みなさんに応援していただける魅力が色あせない作品に参加できたことを、うれしく思っています。今回の「Ｐ４ＧＡ」も、みなさんの心に残る作品になったなら最高ですし、そうなるよう全力で演じてきたので、最後まで幸せな気分で楽しんでください。
  
  花澤今回の作品に参加できたことを本当にうれしく思っています。最終話を終えて、大好きな先輩方や大好きなマリーとお別れとなるのはさびしいですが、まだまだ、『Ｐ４』という作品は続いていくような予感もしているので、引き続き応援をお願いします！